もののけ姫舞台になった場所は?また時代はいつだったのか?
1997年に公開されたジブリの名作『もののけ姫』は構想に16年制作に3年もの年月をかけた大作です。最終的な興行収入は193億円を記録しており、当時の日本映画の興行記録を塗り替えるほどのヒット作品です。
人間と自然の対立を描いた世界観はかなり独特であり、
作品に出てくるアシタカやサンも非常に特徴的なキャラクターで、今でもジブリの人気キャラクターです。
また作品のキャッチコピーは『生きろ。』もシンプルで力強いものですね。
今回はそんなもののけ姫が描かれた舞台や時代について深掘りしていこうと思います。
もののけ姫の舞台は屋久島と白神山地?
森の精霊であるこだまが住むほどの美しい森林が描写されているのが印象的ですよね。
引用元:http://flying-fantasy-garden.blogspot.com
この森林は屋久島と白神山地を参考にしていると公式ホームぺージでは公表されているのです。
また、もののけ姫はファンが多く今でもモデルになった屋久島や白神山地に訪れている人が多くいます。
日本の屋久島♡
『もののけ姫』の舞台 ♥ pic.twitter.com/LDv7xflOZF— 旅が大好き♥アキホ (@ohbeautifulll) 2018年10月17日
屋久島に行ってきました🐝
1枚目はもののけ姫の舞台になった苔むす森、2枚目は縄文杉トレッキングの途中にあるウィルソン株です
まだ暗いうちから出発してとても疲れましたが貴重で素晴らしい体験でした😊
旅のお供は恒川光太郎さんの『夜市』でした〜 pic.twitter.com/vthRVy9Yx6— 梨な@読書垢 (@LXRuLhFrFTbwLNO) 2018年9月21日
屋久島とはどんなところ?
屋久島(やくしま)は、鹿児島県の大隅半島佐多岬南南西約60kmの海上に位置する島です。 また、世界遺産の島であり苔むした深い緑の森を堪能できる癒しのスポットです。
もののけ姫の舞台になっているところは、屋久島の中でも白谷雲水峡と言われるところで、日本蘚苔類学会が「日本の貴重なコケの森」に制定した日本有数の苔スポットで、石や木など、すべてのものが緑色の苔で覆われた幻想的な世界が広がっています。
もののけ姫の舞台にしようと思った理由も頷けますね。
引用元:http://www.relaxin-yaku.com
引用元:https://trekking.aperuy.com
この写真は実際の白谷雲水峡の写真ですが、もののけ姫の世界観に近い神秘的な風景ですね。
また、ここでは鹿や猿、コイタチに遭遇することもあるそうです。
もしかしたら、シシ神様も白谷雲水峡に生息する鹿をモデルにしているかもしれません。
白神山地とはどんなところ?
白神山地は、青森県南西部から秋田県北西部にまたがる130,000haに及ぶ広大な山地です。
原生的なブナ林で占められており、こちらも1993年12月に世界遺産として登録されています。
引用元:https://tenki.jp
こちらも実際の白神山地の写真ですが、水が澄んでおり木の枝が鮮明に見える感じがシシ神様が生息する湖に少し似ていますね。
時代はいつ?
アシタカの属していたエミシ一族は日本に実在しており、大和の戦いに敗れ北の地の果てに隠れ澄んでいたと言われています。
これによって、おおよその時代背景は16世紀の室町時代ですが、鉄砲が急激に普及していることを考えると、室町時代に戦国時代が混ざったものだとも考えられます。
またエボシの「明国の鉄砲は重くて使いにくい」というコメントからも推測することができます。
中国の歴代王朝の一つである明(みん)の国は、1368年から1644年まで続いているので、日本で鉄砲が使われていた1543年~室町時代が終わる時までと絞ることもできます。
まとめ
・もののけ姫の舞台は鹿児島県の屋久島と秋田、青森の白神山地である。
・時代は室町時代の説が濃厚である