もののけ姫ヤックルのモデルは?また性格やアシタカとの関係についても
映画「もののけ姫」に登場する動物ヤックル
作中では序盤から主人公であるアシタカとともに行動しており、
アシタカが意識を失っている際もずっと側に付き添っており可愛いですよね。
そんなヤックルですが、鹿のような見た目をしていますが特徴的なツノがついています。
なので今回はヤックルのモデルになった動物、ヤックルの性格やアシタカとの関係について深掘りしていこうと思います。
ヤックルのモデルになった動物は?
タタリ神から村を救う為の戦いで呪いをかけられたアシタカが村を出る際に旅を共に選んだのがヤックルと呼ばれる動物でした。
体は馬くらいの大きさで、荷物を運ぶこともできます。
ヤックルの特徴として、長いツノと馬と同じくらいの移動スピード、また水中の中でも泳ぐことができます。
モデルになっているのは、もののけ姫の舞台になっている屋久島に生息しているヤクシカではないかと言われています。
こちらが屋久島に生息しているヤクシカですが、作中に出てくるヤックルと比べると少し小柄であり、上に人が乗ったら足の骨が折れてしまいそうな感じですね。
また違う説では、序盤のジコ坊との会話ではヤックルをアカシシと別名で呼ばれています。アカシシとはオオカモシカをさしておりヤックルのモデルはカモシカという説もあります。
引用元:http://www.ax.sakura.ne.jp/
こちらのオオカモシカはツノの感じがヤックルに似ていますね。
また先ほどのヤクシカに比べると体も大きく近い感じがします。
しかし、ヤックルは架空の動物であり宮崎駿監督がもののけ姫より前に制作した作品「シュナの旅」にも同じ動物が登場しています。
なので宮崎駿監督が様々な動物の特徴を参考にして作った架空の動物かもしれませんね。
ヤックルの性格は?
「もののけ姫」の作中にはたくさんの動物たちが出てきますが、自然に生息している山犬や猪などもののけ側の動物たちはみんな人間に敵意むき出しです。
ヤックルはアシタカによくなついていて、主人を守ろうとするけなげさがあります。
またタタリ神に追われている際震えて動けないシーンがあったので、臆病な一面があることも分かりますね。
アシタカとの関係は?
アシタカの部族が住むエミシの村では「人間」と「もののけ」が対等な関係で共存しています。
その象徴としてアシタカとヤックルの旅でのともに生きる姿をみると伝わってきます。
2人の行動で一番印象的なのが同じ物を食べ合うシーンです。
現代であれば人間と動物が同じものを食べことは考えにくいですが、アシタカはヤックルにあげたものを自分の食料としても食べているのです。
現代の生活では人間が食べるものと動物が食べるものを区別してしまっています。
その証拠に私たちは、動物(ペットや家畜)が口にするものを「餌」と呼び、人間の食事とは別格のものとして捉えていますよね。
つまり、同じ食べ物を共有するということは、アシタカが人間と動物を対等な関係で捉えていた証でもあるのです。
まとめ
・ヤックルのモデルは不明だが宮崎駿監督が作った架空の動物である
・ヤックルの性格は健気であり、臆病な一面もある。
・ヤックルとアシタカは主従関係はなく平等な立場である